上手な葬儀屋さん選び

上手な葬儀屋さん選び

ご家族がご危篤になられたりご逝去されることはとても辛く・悲しいことです。
また、突然のご不幸の際は考える余裕もなく葬儀の喪主・施主となられることも少なくありませんが、故人様を後悔の無いようにお見送りするためには葬儀社選びはとても大切になってきます。
ここでは葬儀社またその選び方・流れなどを紹介いたします。

葬儀社とは

葬儀社とは葬儀を請負い執り行う会社・企業を言い、葬儀屋と呼ばれる方もいらっしゃいます。業種では「葬祭業」と区分されるようです。葬儀社は認可や資格は必要なくどのような方でも葬儀社を名乗ることができますが、そのため費用や内容/サービスは葬儀社毎様々になります。
葬儀社のタイプ・運営母体は様々で、専門の葬儀社・冠婚葬祭業者・葬祭業に関連する墓地や仏壇/仏具を扱う企業また、小売業・ホテル業などの異業種参入によるもの、ほかに冠婚葬祭互助会や共済もあります。

故人様とのお別れでご遺族様が納得・満足できる葬儀を行うには、故人様やご遺族の皆様の価値観に合った内容・サービスまた費用を提案・提供してくれる葬儀社選びが重要です。

後悔しない・良い葬儀社を選ぶには

要点は大まかに2つ、「スタッフの対応」と「費用」です。
中でも葬儀社の担当者とは準備から葬儀当日に至るまでなにかと相談したり密に接することが多くなります。喪主・施主のご経験は「初めて」、あっても2回目くらいで慣れている方はいらっしゃいませんがそこを上手にバックアップ・フォローをしながら式の提案から準備を行ってくれる葬儀社が良いでしょう。

費用については金額はもちろんですが、見積もりの判りやすさも一つの判断材料となります。「一式」という項目多い大雑把な見積もりは不明瞭であまり良いものとは言えません。
他には見積もりの注意点、「パック料金制」のものが増えていますが、依頼・契約後にオプションを多く提案されると結局費用が嵩むことにことになりますので、オプションなどもあらかじめ確認・提案してもらいましょう。
故人様の嗜好などを元にパック外の商品・サービスを後から売り込んでくる場合もありますので、早い段階で要望はもちろん、故人様の嗜好なども話しておきましょう。

また、専門の葬儀社でも斎場（通夜・告別式などの儀式を行える場所）を持つ葬儀社と、斎場を借りて葬儀を行う葬儀社とあります。式場を持つ葬儀社とそうでない葬儀社も葬儀の流れに大差はなく、式場費用とその利便性も葬儀社選びの判断材料の大きなポイントと言えるでしょう。

斎場・式場について

写真のキッズルームだけでなく設備の充実した市民・公営斎場このホームページでは、この斎場を市民・公営斎場で行い、費用を抑えたご葬儀また式場費用を下げた分手厚いお送りをしていただくための、市民・公営斎場/火葬場の紹介をしています。

市民・公営斎場/火葬場はその運営母体が自治体のほか複数の自治体による組合による運営、つまり私たちの税金から造られた施設なのでこれを利用しない手はありません。
全ての火葬場に式場が併設されているわけではありませんが、市民料金で利用ができ、告別式後の式場から火葬場への移動がなくスムーズなお送りができることからそうしたご負担も減らすことができますので、市民斎場・公営斎場利用を提案してくれるかどうか、ここも葬儀社選びのポイントと言えます。
※自治体・地域によっては企業運営の式場利用の方がベターな場合もあります。
※写真提供協力しおかぜホール茜浜様

選ぶタイミング

多くのご家族が故人様の没後3時間程度のうちに葬儀社を決めています。
これは病院でお亡くなりになった場合に病院の安置室へ安置できる時間が概ね2～3時間と短いことに依るものが大きいですが、このような短時間では比較検討をしながら探すことなど到底できません。
そのため病院提携や、病院・警察紹介また、ホームページ検索での検索結果や検索広告から決めてしまう事が少なくないようですが、そうなる費用や内容・サービスは二の次となり納得・満足のゆくお別れができるかどうかはわかりません。

生前に葬儀社をあらかじめ決めておくのも一つの方法です

ご葬儀はそれだけで一つの区切りとなりますが、法要やお墓のことなども考える必要があります。
ご葬儀後のことも話せる葬儀社を選んでおくことで、法要の手配だけでなくお墓とその継承など先々を見据えたプランを立てることができます。
葬儀はこっちお墓はあっちと分けるとご遺族様でスケジューリングをしなくてはならずまた、人口減少の今の日本においてはお墓の継承が問題となっており、永代供養や将来的な墓じまいなども相談できる「総合供養サービス」を標榜する葬儀社さんを前もって選んでおくのも一つの方法となります。